[30代主婦]カフェのパート体験談

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憧れのカフェでウェイトレス

わたしの住む地方都市のメインの駅前に、ちょっとシャレたカフェができました。
メニューはドリンクがメインで、サンドイッチなどの軽食がランチで出されます。
日中は主婦、夕方や休日は若い年齢層のデートに使われていて、すぐに人気の店になりました。

自宅から自転車で10分と便利だったので、オープン以来何度か利用していたのですが、しだいにここで働いてみたいなと思うようになりました。

オープニングのスタッフ募集は見逃してしまいましたが、ある日、タウンワークで追加募集があったので思い切って応募してみることに。
11：00～2：00のランチ時の募集です。
それなら子どもの帰宅より早く帰れるので、好都合です。

接客は高校生の頃にちょっとだけ経験がありますが、ほとんど初心者です。
面接でその辺りをつっこまれると困るなと思いましたが、案の定聞かれました。
正直に答えたのですが、採用してもらえました。

後で聞いたのですが、「いちばん笑顔が自然で、話しかけやすそうな人だったから」という理由で雇ってくれたそうです。
嬉しくて、がんばろう！と思ったのを覚えています(*^^*)

メニューを覚えられない！

仕事としては、

1. お客さんを席に案内する
2. オーダーを取る
3. 注文の品を運ぶ
4. たまに会計係

という単純な作業だったのですが、いちばん苦労したのがドリンクのメニューを覚えること！

食事の方はほとんど決まったランチが用意されているので（「ランチA」とか「日替わり」とか）いいのですが、ドリンクの種類が50種類以上と多くて大変！
コーヒーだけで20種類はあるんです。
名前も聞いたことがないものも多く、新しく追加されることもたびたびあって。
もちろんそれぞれのコーヒーの味の特徴を把握して、お客さんに説明しないといけない時もあります。

実はわたしはコーヒーが苦手で、紅茶派なんです(;_;)
ときどきコーヒーの勉強会をしていただけるんですが、これもなかなか苦行で。

考え無しで入った自分が馬鹿だとしか言いようがないのですが、このコーヒーの問題さえなければ、すごくいい職場なんです。
ただいまコーヒー訓練中！（そんなのある？）

カフェの接客

平日の日中だけなので、子連れの主婦グループや、コーヒー通の年配のお客様がおもに来店されます。
ママ友もたまに来るので、ちょっとだけ恥ずかしいですね。
でもこちらが気にしなければ、ぜんぜん問題なしです。

コーヒー通のお客様は、逆にいろいろ教えてくださることが多く、ありがたい存在です。
話が長くなることがあるので、そこは困りものですが（笑）

接客は初心者ですが、お客様への感謝の気持ちを常に持つことが何よりも大事だと教わっています。
お客様がゆったりと気持ちよく時間を過ごしていただけるよう、言葉遣いや表情などに気を配っています。
それさえできていれば、少しぐらいメニューの説明に当惑しても大丈夫です、とオーナー。
ますますやる気が出ます。

オーナーの器の大きさが、スタッフを向上させている気がしますね。

カフェの仕事で大変なところ

週の半分ぐらいはランチ時に激混みします。
ほとんど小走りで対応することになるので、体力の消耗がすごいです。
帰ったらぐったりで、夕食の買い物ができないことも。
だいぶ慣れましたが、はじめは忙しいあまりオーダーを取り間違えたり、転んでお皿を割ったりもしました。

ほかの時間帯はわりとゆったり仕事ができて、正直ちょっとうらやましいです。
3時から夜の部に入っているスタッフは、絶対ランチは入りたくない～といいます。
これは仕方ないことですね。

あと、お皿やカップをトレーで運ぶのも、コツが要ります。
これも慣れです。
腕力に自信がなくても、コツさえ掴めば、かなり積んでもバランスよく楽に運べるようになりますよ。

カフェの仕事をしてよかったこと

交友関係が広がったことでしょうか。
仲の良いスタッフと、お休みの日にカフェめぐりをしたり、子供同士遊ばせたりする機会がふえました。

休日や夜の部は、学生さんがシフトに入っているので家族の時間はしっかり取れています。
スタッフが少ないカフェだと、土日の出勤があって大変かもしれませんね。

コーヒーの知識が広がったことや、新しいメニューを試させてもらうのも楽しいです。

人気の店で働けることで、すこしだけ自分に自信が持てました。
店に恥じないよう、素敵なスタッフになることが毎日の目標です。

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