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パート面接時によく聞かれる質問集
履歴書と照らし合わせながら聞かれる、定番の質問です。
書いた内容と回答にずれがないように、本番前にあらためて履歴書(または履歴書のコピー)を見直しておきます。
- 働く理由を教えてください。
- なぜうちで働きたいと思ったのですか?
- 同じ職種(業界)で働いた経験はありますか?
- お住まいはどちらですか?どうやってここまで来ましたか?
- 希望の出勤時間帯は?残業は可能ですか?
- 休日祭日は出勤できますか?
- 長所と短所を教えてください。
- 前職を辞めた理由はなんですか?
- お子さんはいますか?パート中はお子さんはどうしていますか?
- 希望はご主人の扶養内ですか?
ではひとつずつ解説していきます。
働く理由を教えてください
これ、よく聞かれます。
仰々しい答えは正直期待していません。働く理由なんて、ほとんどの人は「お金のため」ですよね。
「住宅ローンを払うため」「子どもの教育資金を貯めるため」など、素直に答えてしまっても多くの場合マイナスにはなりません。
特別に働く意思が強い理由をお持ちなら別ですが、とってつけたような理由では、不自然に見えるので要注意です。
正社員の募集ではないので、ここはサラッと受け答えておいても問題ありません。
なぜうちで働きたいと思ったのですか?
「この店の大ファンです!」という素直な答えも悪くありませんが、残念ながら、いつもありがとうとしか思われません。
好きという気持ちと、職場との適性は必ずしも合致するわけではありません。
これを言うなら、「経験のある業種だから」「以前から興味がある分野」など、仕事内容について語れることが理想です。
もし特になければ、「家が近くて通いやすい」「(シフトなどの)条件が自分と合う」などの正直な理由でもいいです。
同じ職種(業界)で働いた経験はありますか?
経験は即戦力になるので強いアピールになります。
経験者なら、実務経験を具体的に答えられるようにしておきましょう。
未経験の場合は、経験はないけれど、新しいことにチャレンジする意欲が高いことをアピールすることが大事です。
ただしこれはオープニングスタッフや複数人募集の場合が多く、ある程度人材育成の時間を設けている場合に限られます。
急な欠員補充の募集ではまず経験者が優遇されます。
下記の記事を参考にしてください。
お住まいはどちらですか?どうやってここまで来ましたか?
交通費を支払う場合、会社にとってこれはなかなか重要なポイントです。
わたしが勤めたところは、途中でガソリン代を1割削減されましたし、近距離なら徒歩か自転車が規則でした。
世知辛い話ですが、パート労働者は遠距離より近距離のひとを選ぶ傾向があります。
希望の出勤時間帯は?残業はできますか?
募集内容以外の時間帯の出勤が可能かどうか、聞かれることもあります。
主婦の場合、どうしても希望するシフトが他の主婦スタッフとかぶることが多くなります。なのでどうしても柔軟性が高い人の評価があがりやすいです。
特にお子さんが小さい場合、送り迎え等がありますので融通が利かない場合も多いもの。また夜のシフトも無理でしょう。
面接で「なんとかします」と都合のいい事を言ってしまうと、あとあと自分も会社(店)も困ることに。
最近、「入ってしまえばこっちのもの!」と思っている人が多いのですが、前からいるスタッフや会社にとっては迷惑でしかありません。本人も孤立してしまう可能性もあります。
外部の協力が見込めない場合は、はっきりとできない事はできないと伝えましょう。
その上で、「もし前もって分かっている残業であれば、延長保育を利用することで可能です!」という代変え案を用意しておくことが大事になってきます。
逆に、シフトに対して融通がきく人は有利になる可能性が高いのでアピールしておきましょう。
休日祭日は出勤できますか?
これも上記と同じです。
特に販売職やサービス業は休日がかきいれ時。出勤が可能ならアピールしましょう。
長所と短所を教えてください
店番中の定番ですね。
まず結論から述べて、理由を付け足しましょう。
長所:回答例
- 気遣いができるところです。人と関わっていく上で、相手が何を感じているか、何を求めているかを常に意識するように心がけています。
- 真面目なところです。一度決めたことを投げ出すことはめったにありませんし、何事も順序立てて計画通りに進めるようにしています。
- 明るく元気なところです。失敗して落ち込んでもすぐに反省して前向きに考えることができます。友人が多く、ムードメーカーと呼ばれています。
短所:回答例
- 断れないところです。頼みごとをされると、難しい状況でもつい引き受けてしまいます。ですがPTAの役員などを受けた時は後々交友範囲がひろがり、良かったこともあります。
- 優柔不断なところです。自分ひとりで決めるのが不安で、家族や知人に相談することが多いのですが、最近は自分で情報を集めて決断するよう心がけています。
- せっかちなところです。思い立ったらすぐ行動しなければ気が済まないので、計画性に欠けるところがあります。まず一呼吸置いて、冷静に判断する習慣を身につけたいと思っています。
短所については、改善する努力をしているとアピールすることが大事です。
「働くのがきらい」「時間にルーズ」など、業務に支障が出るような短所は言わない方が得策ですね。
また、長所と短所が矛盾してしまうような答えにならないように気を付けてください。
極端な例でいうと、「長所:おだやかな性格 短所:すぐカッとなってしまうところ」など。
前職を辞めた理由はなんですか?
必ず聞かれるとは限りませんが、回答によっては問題視されることもあるので、慎重に答えてください。
問題視されないのは、出産・結婚・引越しなど、やむを得ない場合です。
注意したいのが、「苦手な人がいて」という人間関係のもつれによる退職です。
これは代表的な理由の一つですが、それを率直に言うのはおすすめできません。
どこの職場でも、気の合わない人の一人や二人はいるもの。
理由はどうあれ、「コミュニケーション能力が低い人なのかな」「トラブルを起こしやすいのかな」と思われかねません。
またネガティブな事が原因なら、前向きな理由に置きかえて応対しましょう。
「人件費カットのため出勤シフトを大幅に減らされたので」という理由なら、
辞める理由を前向きにとらえる姿勢を見せつつ、次の職場に対しても、やる気をアピールできると満点回答です。
お子さんはいますか?パート中はお子さんはどうしていますか?
小さいお子さんの場合、急な病気や呼び出しがあるのは日常茶飯事。
協力してくれる実家が近くにあるとか、病児保育のなどの施設に登録を済ませているなど、もしものときに備えておくことは、あなたと子ども、会社の両者にとって安心材料になります。
あなたの計画性も評価されますので熟慮しておきましょう。
希望はご主人の扶養内ですか?
「やる気があるなら、扶養を抜けてたくさん働いてください!」
という意味ではありません。
もちろんそういう会社もありますが、扶養を抜けた際の社会保険料の会社負担をさけるため、扶養内で調整するよう促す会社が多いです。
問題なければ、「その予定でおります」でOK。
もしあなたが、ゆくゆくはご主人の扶養から抜けて、社会保険適用まで働きたいという強い希望があるなら、その旨を先に伝えておきましょう。
下記を参考にしてください。
まとめ
以上が基本の質問です。
長所と短所、前職を辞めた理由が答えに悩みどころですね。事前に練習をしておくことをおすすめします。
でもあまりすらすらと答えられても、「面接慣れしてるな」と受け取られるので、多少たどたどしくなっても大丈夫ですよ!