パートやアルバイトの面接で求められる常識力や教養ってどれぐらい必要?筆記テストがあるってほんと?!
そんな疑問にお答えしたいと思います。
目次
面接でチェックされる一般常識と筆記試験ってどんなレベル?
まずは安心してください。
入社試験とは違い、パートの面接では時事問題や難しい経済に関する意見を求められることはほとんどありません。
筆記試験も小学生高学年のレベルの漢字や計算問題が多いようです。
後半に、実際に面接で出題された問題を用意してあるので、よかったら試してみてくださいね →すぐ見てみる
その反面、最低限の一般常識と教養を持ち合わせているかどうかはチェックされるところでもあります。
一般常識チェックは筆記試験ではなく、面接官の質問に対する受け答えで判断されることが多いいです。
パート希望者
一般常識と言うと意味が広すぎるし、そもそも常識なんて人それぞれじゃないの?と思われるかもしれませんね。
管理人
たとえば敬語の使い方はどうかは、割としっかりチェックされるポイントです。ちょっとした言い回しのミスはいいですが、たまにトンデモ敬語の人がいらっしゃいます。
デパートや病院など、年齢層の高い層との接客が多い職場は特に注意です。
あとは総理大臣・地元の市長の名前は言えるか、などですね。
また、現在の福祉や教育の問題で気になるところは?環境問題で困っていることは?など、生活に根付いた質問を投げかけて、認知しているかどうか見ていることもあります。
接客業だとこういった面にシビアなところもありますが、職場によってはほとんど判断材料にしないところもあります。
ただやはり、やる気と人柄、採用側が求めるシフトとのマッチングが最重要ポイントになってきますので、あまり難しく考えず落ち着いて臨んでくださいね。
- 筆記試験は小学校高学年レベルが多い
- 正しい敬語が使えるかどうか
- 教養や常識よりも、人柄と希望シフトの合致が重要
「消費税を理解」は基本中の基本
生活をする上でも、商売(仕事)をする上でも、消費税という存在は切っても切れない関係です。
2019年に10%の増税になってから、レジ操作がずいぶん複雑になったとなげく声をよく聞きました。
だからこそなのか、消費税に対して理解が薄い人に遭遇することがたまにあります。
例えば接客業の場合。以前スーパー(レジ操作含む)の面接を受けに来た人でこんな会話がありました。
「当店は利用したことがありますか?」という問いに対しての返答。
パート希望者
面接担当者一同
嘘のようなホントの話。
まず質問の答えになっていないし、消費税への理解が不安すぎます。
その行為に意味がないのはわかりますよね?彼女は本気で、「物の金額が低ければ消費税も少なくて済むはず!」と思いこんでいたようです。
まぁ確かに、消費税の端数処理を切り捨てするお店もありますが、そこまで細かい計算をしているわけでもなくなんとなくのイメージでしかないようでした。
レジ業務も仕事のひとつだったので、残念ながらその方の採用は見送らせていただきました。
面接担当者一同
2019年には増税で支払い方法などが複雑になったのでさらに大変ですが、金銭を扱う場合は最低限必要な知識でしょう。
友人間ではツッコミどころが多く愛嬌があって人気者だったりしますが、面接においては好意的にとられることはまぁありません。
できるだけその側面が出ないように気をつけてくださいね。
管理人
明るくてほがらかなイメージは保ちつつ、面接の問いに対して『どんな答えを求められているか』ということをしっかり考えてから答えるようにしましょう。
パート面接 筆記試験は比較的易しい
会社によっては、面接と合わせて「計算」「国語」「一般常識」などの筆記試験を行うこともあります。
レベルは、たとえば小学5~6年生の筆算や漢字問題・4文字熟語など。
パート・アルバイト向けのテストは、普通に生活していて困ることがなければクリアできるレベルがほとんどのようです(まれにですが、会社によっては難易度が高いテストを用意していることもあります)。
パート希望者
と、思った人もいるでしょう。
ですがいざ試験が始まってみると、書けると思っていた漢字が書けなくて、ドッと汗をかいたなんて話はよく聞きます。
試験内容例:国語(漢字)
この漢字、書けますか?
- 税金をオサめる
- 船をソウジュウする
- カンケツな文章
※実際に出題されていた問題
答えは、納める・操縦する・簡潔
PCやスマホでの入力が当たり前の昨今、なんなく読める漢字でも、いざというとき書けないという人はとても多いです。
何が出題されるかは分かりませんが、日常でよく目にする言葉ぐらいは書き取りできるようにしておくといいと思います。
試験内容例:計算
では計算問題について。
買い物の割引の計算は得意だけど、あらためて算数の問題を出されると「やり方忘れた!」と慌てる人もいます。
答えは「1,145」「43,351」「3,507」です。
計算の試験では、こんな感じの問題が出ていました。懐かしいですね!よければ一度試してみてください。
自分に合うかどうか判断するのも大事
ちなみに、これらの試験の結果が絶望的だった人をやむを得ず採用したことがあったのですが、やはりというか、実務に大きな影響が出て店が混乱してしまいました。
お客様に間違ったお釣りを渡してしまうことはしょっちゅう、領収書に記載する漢字はまったく書けない、とにかくひとりでレジをさせるのが怖くて、逆に人手不足を悪化させる結果に。
彼女本人もとてもつらそうでした。
計算が致命的に苦手の人は、レジ作業がないところで働くか、覚悟を決めて勉強することをおすすめします。
「一般常識・教養」というジャンルの面接対策用の書籍も販売されていますので、もし不安があれば参考にしてみてください。
適性検査がある場合も
それ以外にも、適性検査というものを用意されていることもあります。
ですがパートの面接で、これを導入している会社は少ないので、簡単に説明します(大企業の場合はあることも多いです)
この検査は学問ではなく「~の時あなたならどうしますか?」というような問いに対して、3~5つの用意された答えを選択するという形式で、性格や価値観、職務に対する適正を計ります。
これがうまくできていて、耳触りのいい答えを選んで回答しても、総合判断の時点でウソはバレます。
管理人
一般常識を持った人なら、問題なくクリアできるはずです。
パート面接 一般常識・教養まとめ
テストと聞くと、身構えてしまう人が多いかもしれませんが、パートの採用時テストはそれほど怖いものではありません。できるだけ緊張をほぐし、あせらずに対応してくださいね。
一般常識が普通にあり、人柄に魅力のある人(元気・笑顔・親切など)なら、筆記テストでの少々のミスはカバーできるはずです。がんばってください!