何かしらの事情で「パートを辞めようかな」と思った時、パートを辞めたら、今まで通っていた保育園も辞めなきゃいけないのでは?、と不安になったことはありませんか?
ワーキングマザーにとって「こどもの預け先がなくなること」は大きな打撃!
ですが実際は、転職の意志があれば、すぐに退園になることはまずありません。
よかった!
各自治体によって異なりますが、求職期間として1~3ヶ月、長いところで半年ほどの猶予がもらえます。
また本人・ご主人の病気が原因で仕事を辞めざるを得なかったけれど、子供の面倒をみられない場合も継続できる可能性があります。
ですが辞めた報告をしないのはルール違反。
いらぬトラブルを招くケースがありますので、まずは正しい手続きをしておくことが大事です。
どうしたら登園を継続できるのか、手続きを放置するとどうなるのか、まとめましたので参考にしてくださいね。
仕事を辞めても通園するためには?
離職後も通園するためにはまず、どんな理由であれすみやかに保育園または自治体に報告しましょう。
転職予定の人は?
転職予定の人は、まず転職の意志があることをつたえます。
自治体や園によってさまざまですが、数ヶ月から5ヶ月ぐらいの休職期間がもらえるはずです。
問題がなければ、これまでどおり在園できるでしょう。
新しい職が見つかったら、新たな就労証明書を園に提出します。
もしも猶予期間内に仕事が決まらなかったときは?
本気で探していて面接も受けているけれど次の仕事が決まらない・・・。このご時世そんなこともあるかも知れません。
もうすぐ期間が終わってしまう、そんなときはすぐ諦めず、役所または保育園に相談することをおすすめします。
真面目に求職活動しているという姿勢を見せて、期限をもうすこし延ばしてもらえるよう直談判してみてください。
何かしら助言をもらえることもあります。
友人は市役所に期限の延期をお願いしに行った際、市役所勤務のパート募集があることを教えてもらい、無事採用されました。
それでもどうしても見つからなかった場合、残念ですが退園することになります。
無認可保育所、ベビーシッター、ファミリーサポートなどを利用しながら求職活動をしなければなりません。
もしくは幼稚園に編入するという手もありますが、なれない環境に子供も戸惑いやすく、買い揃えるものを多いため、現実はなかなか難しいようです。
そうならないためにも、簡易的なアルバイトでつないだり、内職でもいいので就労証明を出しておくことをおすすめします。
病気(または介護)が原因で退職した人は?
保護者のどちらかが自宅にいる限り、基本的には自宅保育をうながされます。
ですが入院・通院で、子どもの世話ができないと判断された場合は通園できます。
自宅療養の場合も同様です。
病気によって育児が満足にできないこと、同時に働けないことを保育園または自治体に説明してください。
これに備え、医師の診断書を用意しておくとスムーズでしょう。
すこし外れますが、介護も同じです。
身内の介護や看病を、自分が主にやることになった場合も在園が認められます。
普段から保母さんや園のスタッフと良好な関係を作っておくといいですね。
育休期間は?
埼玉県で、育児休暇をもらったら退園させられたというニュースが巷を騒がせたことがありました。これはレアなケースといえます。
大半の自治体は、育休期間に入っても上の子はそのまま通園しても良いとしています。
とはいえ、育休退園を推奨している自治体も少なからず存在しているようです。まずは園や自治体に相談してみてください。
近所や同園の先輩ママたちから、積極的に情報を集めておきましょう。
退職したことを隠していたらバレる?
こたえは、バレるときもあるけれど、運がいいとバレないときもある、です。
ならメンドーだし言うのやめておこうかしら
ちょっとまって!
たとえバレなかったとしても、それは「不正」であることは間違いありません。
それに得てして、こういうことに限ってバレやすいものなんです。
退職したことがバレてしまう3つの経緯
1、雇用証明書の更新時
在園中は年に一度、雇用証明書の更新をします。
中には転職したことを報告せず、一年前とは違う会社の雇用証明書をシレッと出す人もいます。
(ルール違反だとは気づかずにやっている人も多いですね)
ここでバレるというわけですが、現実的にはこれが問題になることはあまりないそうです。なんだかモヤッとしますが。
ですが半年以上勤務実態がないとさすがに問題視される場合も!
2、通報
第三者からの密告も多いそうです。ちょっと人間不信になっちゃいそうですね。。
ただ待機児童が多い地域では、密告する側の気持ちも分からなくはありません。
そんなときでも、きちんと園に報告しておけば何も後ろめたいことはありませんよ。
3、保育園が元勤務先へ連絡をした時
子供が熱を出した、ケガをしたなどで、元勤務先に連絡が入ってしまうパターン。
園にも勤務先にも迷惑がかかります。
たとえ自分の携帯を第一緊急連絡先にしていたとしても、必ず応対できるとは限りませんよね。
迎えに走ったはいいけれど、保育士さんから「そういえばお母さん、退職されたそうですね・・・」と言われるのはなんとも気まずいです。
ほかにも、
- 園で「ママ、仕事やめちゃったんだよ~」と子供が口を滑らす
- 園内でママ友と離職した話をしていたら、すぐ後ろに園長がいて聞かれてしまった
などなど、意外と身近なところからバレてしまうという話も聞きます。
報告するのがルールである以上、それを破ってしまったらペナルティを課されても文句は言えませんよね。
厳しいところですと退園させられることもあるそうです。
きちんと決まりを守って、気持ちよく在園できるようにしたいですね。
まとめ
転職予定の人が、離職後もそのまま通園するには、
- 離職の事実を保育園または自治体にすみやかに報告する
- 転職の意志があると告げる
- 期限内に仕事を見つける
- 締切に間に合いそうもないときは相談してみる
これらをぜひ覚えておいてくださいね。