パートを辞めるときの理由と言い方【例文あり】と退職までにやっておくことまとめ

対人関係に悩んだり、仕事が合わないなど退職したい理由はさまざまです。

引っ越しや親の介護など、本当にやむを得ない場合は正直に伝えればいいですが、そうじゃない場合はなかなか言い出しづらかったりしますよね。

できれば円満に退社したい・・・

引き止められると断れないかも・・・

管理人

分かります、繊細な人ほど悩むんです


スムーズにパート・バイトを辞めるには、退社の意思を伝えるタイミング言い方が、とっても大事です!

そして退社日までの過ごし方もポイント。

この記事では、円満退社するためのコツと実例を紹介しています。

もしあなたが「パートを辞めたくても言い出せない」でいるなら、ぜひ参考にしてみてください。^^

意思表示のタイミングは一ヶ月前

人員補充や引き継ぎなどのことを考えると、せめて一ヶ月前までに上司に申し出ましょう。

有給休暇がある職場だと、その消化もしなければなりません。

法的には2週間前に申し出があれば退職できます(ただし、就業規則や契約がある場合は会社のルールにもとづきます)が、一般的には一ヶ月前が慣例となっています。

パート・バイトの場合、「退職願」の提出は必要ないことがほとんどです。

辞める理由は正直に言わなくてもいい

そもそも法的には辞める理由を言う必要はないですし、「一身上の都合で」でOKなのです。

言葉にすると、

  • 「事情がありまして退職させていただきたいです」
  • 「家の事情で退職を考えています」

など。

ですがそれを突き通すのが難しいの!という人だけ読み進めてくださいね。

待遇や仕事内容の不満、対人関係の悩みなどのネガティブな理由が原因の場合でも、ありのままを伝える必要はありません。

飛ぶ鳥、跡を濁さず 

とくに感情的になるのはおすすめできません。

管理人

どうしても伝えたければ論理的かつ冷静に。もしくは退職する日に爆発を!

嘘も方便!円満退社のための理由と例文

比較的すんなり受け入れてもらいやすい「退職理由」を例文とともに紹介します。

両親の介護・お世話

定番ですね。主婦なら通りやすいでしょう。

40代以上になると実際に親の面倒を見ている人も多く、不自然ではありません。

例文

  • 「義母が通院することになり、付き添いと送り迎えが必要で」
  • 「父が寝たきりになってしまい、母一人では負担が大きすぎて・・・」
 

管理人

わたしも使ったことがありますが、そのあと本当に介護することになりました

自身の体調不良

これもありがちですが、「病気でも働け!」とは言われませんので使われやすい理由の1つです。

心配してか興味本位かわかりませんが、病状をしつこく聞きたがる上司には「個人的なことなので言いたくありません」でOKです。

例文

  • 「持病が最近悪化してしまい、医者にしばらく静養するようにと言われました」
  • 「慢性的な関節炎になってしまい、荷物が運べません。このままでは仕事に差し支えるのでやめさせてください」(工場勤務など)
  • 「個人的な心配なことがつづき、鬱と不眠症になってしまいました。ご迷惑をおかけしそうなので辞めさせてください」
心配をかけることにもなるので、あまり深刻な内容は避けたほうがベターでしょう。
 

管理人

普段から元気いっぱいの人が言っても説得力がないのでご注意を!

妊活

妊活は時間の拘束が多く、ストレスを貯めることが良くありません。

仕事を辞める理由としては充分なりたちます。

例文

  • 「主人と話し合って、本格的に妊活することにしました。急なシフト変更など、ご迷惑をかけることになりますので退職させていただきたいと思います」

家庭の事情

家族の事情で退職というのも無難です。特に「主人の都合で」という言い訳は引き止めづらい強さがあるので、なかなか有効です。

以下、友人知人が実際に退職したときの退職理由の数々です。

例文

  • 「ほぼ毎日子供の学習塾の送り迎えをすることになり、シフトに入れなくなりました」
  • 「主人が独立起業したので、わたしが事務員として働くことになりました」
  • 「子供が病弱でいつ学校から呼び出されるかわからないので、在宅仕事をすることにしました」
  • 「夫が単身赴任なったのですが、何もできない人なので月の半分は赴任先に世話をしにいくことになりました」
  • 「さ来月、夫の転勤が決まりそうです。辞令はまだですが、ほぼ99%の確率みたいなのでわたしも退職しておくように夫に促されました。はやめに引き継ぎなどさせていただきたいと思います」

管理人

最後の知人、辞めましたが結局「夫の転勤」はなかったみたいです★

「一身上の都合」を貫く

最後にもう一度念を押しておきますが、労働基準法では、退職の理由を明かす必要はないとしています。

労働者はいつでもどんな理由でも退職する権利があります。

なので本来「会社が納得してくれる理由や言い訳」を探す必要もなければ、引き止められて悩む必要もないんです。

もしあなたにその気があれば、「一身上の都合で退職させていただきます」のひとことで退職可能です。

 

管理人

いろいろ詮索されるのは覚悟で・・・

嘘がバレちゃったときの対処法は?

  • 体調不良で退職したはずなのに、ほかで働いているのを見つかった
  • 介護しているはずの人と元気に歩いているのを見られた

そんな偶然もあるものです。相手が仲の良かった同僚ならいいですが、上司やお世話になった取引先だったとしたら気まずいですよね。

管理人

例のごとく管理人も経験あり

その場は一瞬うろたえるかもしれません。

ですがまずは冷静にあいさつを。

例文

  • 「ごぶさたしております。その節はお世話になりました。おかげさまで体調も回復し、つい最近こうして仕事につくまでなりました」
  • 「お久しぶりです!介護のかいあって、わたしと一緒なら散歩もできるようになりました」

礼儀正しく接した上で堂々と応対しましょう。「あの時はご相談に乗っていただきありがとうございました」と付け加えておけば悪い噂も立ちづらいかと。

そのあと「では。(ニッコリ)」と軽やかにその場から離れましょう。笑

あくまでも余裕を持って接するのがポイントです。

こんなことも往々にしてあるので、職場が近所のときは理由をよーく考えてから申し出るようにしてくださいね!

退職日までにしておく事

引き継ぎはしっかりと

引き継ぎは必ずメモや文章に残しておくのがベストです。

引き継いだ人のためにも、また退職後に自分に問い合わせ来ないようにするためにもこれは徹底しておくべき。

チェックシートを用意して、デイリー業務の細かいところまで残しておくと安心です。

退職後、1ヶ月間は後任者からの質問にこころよく答えてあげましょう。いつまでもズルズル頼られて迷惑なようなら、「これ以上は力になれません」とはっきり断って大丈夫です。

有給を消化する

パートでも有給が与えられている職場があります。

これはしっかり消化しておかないと問題になるのでとっていきましょう。

有給は最後の月に集中させると他の人の迷惑になったり、引き継ぎの時間が減ってしまうので、できるだけ数ヶ月前から計画的にとっていきましょう。

制服や返却するものを揃えておく

退職してから何度も足を運ばずにすむように、返却するものはまとめて一度ですませましょう。

エプロンや制服、バッジ、従業員マニュアル、備品、会社契約の電話、名刺、文具などの備品などなど、入社時に支給されて退社のときに返却するたぐいのものは、漏れのないように揃えておきます。

制服などクリーニングは不要といわれても、一応クリーニング(または洗濯)に出してから返却するのがマナーだと思います(特殊な素材はのぞく)。

まとめ

以上、退職するさいに納得してもらいやすい理由をいくつかご紹介しました。

辞めてくて仕方ないのに、言い出しづらくて我慢している人は、ぜひ上記の中からご自分が言いやすいものを選んで意思表明してください。がんばってくださいね。

そもそも退職は労働者の権利ですから、悩まなくとも申しでていいのです。

ただ引き継ぎはしっかりと終わらせるのが大人としてのマナーです。

仕事仲間や会社に迷惑がかからないよう、これだけは最大限に優先させましょう。

最後の日はお世話になった人に、簡単な挨拶をしてまわりましょう。

実は管理人、過去に退職の申し出をしたとき、不満をぶちまけてしまったことがあります。

管理人

ずっとガマンしていたのでつい感情的になってしまい・・・

理不尽な人事評価と、社員への不満でした。

なんとその後、尾ひれがついて会社中に噂が広まってしまい、退社までの日々が針のむしろでした。

・・・やっぱり静かに去るのが一番ですよ。

飛ぶ鳥跡を濁さず(2回め)

たとえ嘘の理由で辞めるとしても、最低限のマナーとルールを守って、スマートな退職を目指しましょう!